○飴売り
唐人飴売り・朝鮮飴売り・あまいだ飴・飴売り紅勘・あめこかいな飴・お駒飴・おじいが飴売り・お万が飴売り・狐の飴売り・土平飴売り・ほにほろ飴売り・陳三官飴売り・安南こんなん唐人飴売り・拳骨飴売り(辻占付き飴)、など多数。
○とっけえべい
浅草田原町紀伊国屋善右衛門が道成寺の鐘を造ろうと、金物を飴と交換して集めたのが始まりといわれる。
○土平飴売
明和頃より虎斑模様の袖なし羽織に・浅黄色の頭巾で、「どへい、どへい」と唄い飴を売り歩いた。
※仇討ちのため飴売りに身を隠したとも・隠密とも、いわれた。
○あまいだ飴売り
あまいだ節を唄い・二人一組で売り歩いた。 「なんまいだ」が訛ったともいわれ、念仏飴ともよばれた。
○茶碗飴売り・茶碗菓子
飴で作った茶碗にはぜ(ばくだんあられ)を入れて売り歩いた。
※茶碗菓子の茶碗は菓子でできており食べられたらしい。 「茶碗焼き売り」というのもあったらしい。
☆はぜ売り
江戸の元旦、「はぜ売り」がやってきた。
※糯米の玄米を炒って膨らませたもの、「爆ぜる」の意。 正月食積むの三方の敷き詰めに用いた。 天保年間には消滅し、その後は生米を敷くようになったたらしい。