群馬での暮らし:グンマネパール
《グンマを話そう》
勢多郡東村(現みどり市)は、山々に囲まれた中を渡良瀬川が流れて、グンマ最東端に位置している。(東へ山を越えても・北へ行ってもそこは敵国トチギである) 足尾銅山の銅を運ぶ「銅山街道」として栄える前は、炭焼きと山地農業だけの僻村であり、「グンマネパール」とも言うべき秘境であった。 今でも、東村・黒保根村を「山中」・「花輪山中」とさえ言われている。(厳しい地形の万場町・中里村・上野村なども山中・山中領と呼ばれた) また、沢のつく地名も多く「沢入」もその一つである。
※狩人の縁起担ぎとして、不吉・不浄を嫌い、汁かけ飯を「いれめし」として嫌った記述がある。 汁かけ飯は「ブッカケル」といい、ブッカケルだけで は獲物に命中しないからだそうだ。(鉄砲は撃つではなくてブツと言った)
コメント