いちがさけかってまんがひんのんだ
○結び言葉
グンマ昔話はこの文句で終わる。 「めでたし・めでたし」といったところだ。
【いちが酒買って、まんがひん飲んだ】
→旦那のいちが酒買ったら、女房のおまんがガブ飲み(丸呑み)してしまった。 女房元気で、めでたい・めでたい。 (いちは市の意味で、市場が栄えた・人の一期一生は栄えた という説もある)
他にも下記の言い方がある。
○いちが酒買って、とうやが飲んだ。
○いちが酒買ってきて、みんなして飲んだ。
○いちが酒買って、ちゅうさんが飲んだ。
○むかしはむくれて、七が酒買って八がひんのんだ。(訛りか?)
※「いちが酒買う」は子供世界では「モウダメ」の意がある。
昔話については、下記とも言われていた。
○昔話は、三夜まちの晩にするものだ
○昔話を昼間すると、ネズミが笑う
※「いちがさけた」は、群馬・福島・新潟に伝わる昔話の結末句。 「どっとはらい」・「とっぴんぱらりのぷう」・「いちがさけもうした」・「いちがぽしゃつとさがったてが]、など言う地方もあり、話が終わったので尊払い・話の主人公が栄えてめでたしの意味といわれる。
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