群馬での暮らし:大晦日
《グンマを話そう》
○正月様飾り
年の暮れに大掃除「すすはき」をして、晦日は干柿・かちぐり・こぶ(喜)・麻・するめ(如何)・ふきのとう(富貴)・さけ・半紙・ほうづき(名声鳴る)・いわし(祝う)・まり(まわる)・だいだい(先祖代々)・ねき(友白髪) などを飾った。
※「としとりの晩に早く寝ると白髪になる」とも言われた。
※貧家では正月行事をいっさい省略し「よろずおんものづくり」と紙に書き神棚へ下げ全てすました。
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お正月は来る来る
おらぁボロをずるずる
隣で餅ぃつく音
耳に入れど口に入らず
○十二月三十一日
大晦日に年越しをする家例と、節分に年越しを家例とがあった。 この場合は、大晦日に豆まきをすることになる。
☆一月一日
年末に大掃除をし、一月一日には福の神を迎える。 なので、一月一日に掃除をすることは、福の神を掃き出してしまうことになる。
※風呂に入ってはいけないという地もある(身についた福の神を洗い落とさないように)
☆ミソカッパライ・晦日祓い
晦日夕食後に、年男が幣束を持ち晦日祓いを行った地もある。
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