どこから見ても榛名山
○榛名山
榛名山の山体は、成層火山の山頂部に42000年前に造られた山頂カルデラ(4km×2km)と31000年前に溶岩噴出でできた中央火口岳の榛名冨士を持つ複式火山。 山頂カルデラの外輪山が同心円状に残っているため、どの方向から見てもほぼ左右対称で似かよった姿をしている。
約500,000年間にわたり火山活動を続け、約200,000年前に標高約2500m榛名冨士の形となり、その後小康状態が続いたが、約1460年前に二ツ岩ができその火山活動は停まった。 この間マグマが上昇する主火道が榛名冨士の位置からほとんど動かなかったため、激しい火山活動であったにもかかわらず同心円状の山となり、どの方向から見ても同じような山姿をしている。
○榛名山形成史
500,000年前:火山活動はじまる(主体火山・火山扇状地)
225,000年前:主成層火山カルデラ形成
220,000年前:小型成層火山・氷室カルデラ形成
42,000年前:氷室山・山頂カルデラ形成
31,000年前:榛名富士溶岩ドーム形成
21,000年前:相馬山溶岩ドーム形成
10,000年前:水沢山溶岩ドーム形成
1,460年前:二ツ岳溶岩ドーム形成
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