○碓氷貞光・松井田町金剛寺
都を追われた橘靭負充貞兼と賓頭廬姫の間に生まれた荒太郎(後に貞光)は、七歳にして両親を失いながらも武芸学問に優れ・怪力の持ち主でもあった。
ある時村人に頼まれ、碓氷峠の大蛇退治に行き、太刀を振りかざして大蛇と戦っていると十一面観音が現れ鎌を授けたのでこれで大蛇を退治した。 村人は「十一面観音」そして「鎌明神」を祀り、碓氷山定光員金剛寺を開基した。 碓氷峠には貞光に因む事柄が多い。(貞光梨もある)
また安政二年には、安中藩主板倉勝明侯が藩士の心身鍛練のため遠足(とおあし)を行わせた。 このときに振る舞われた餅にあやかり峠の名物「力餅」がうまれた。
☆力餅
餅を食べると力が湧くという信仰から、力餅で腹ごしらえして峠越えとなった。
名誉三十六合戦 源二綱・歌川国芳
幼子が碓氷貞光
コメント