グンマの昔:熊野神社
○日本武尊と熊野神社
陸奥国・蝦夷を平定し上野国から碓氷峠にさしかかった日本武尊は、自分の身代わりとなり海に身を投じた妻の弟橘姫を偲び「ああ、あづまやはや」と嘆いた。
ある時、日本武尊が碓氷峠にさしかかると、悪神が城鹿に姿を変え襲ってきた。 そこでニンニクを投げつけると城鹿の目に当たり痛みに逃げ去った。 それ以来、この峠をとおる者はニンニクを持ち歩くと悪神が近づかないとされる。
またあるとき、深い霧に包まれたとき数羽の八咫烏が現れ、くわえたナギの葉をおとして道案内した。 この八咫烏こそ紀州熊野の神の助けとし峠頂上に熊野神社を祭ったとされる。
※熊野神社は、新宮は群馬県・那智社は長野県・本宮は県境にある。
※境内の庚申堂には、養蚕のネズミユ退治用に「ねこ石」があった。
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