グンマの昔:麦播ゴジンジ
○麦播ゴジンジ・那波の神事(玉村町・火雷神社)
境内四方に注連縄を張り、中に入ることなく十三日間静かにすごす。 ことの起こりは862年冬近く、この地に黒雲・暴風・天地鼓動・大雪など異変か起こり、困り果てた郡司が朝廷にお願いし、僧正と武士が火雷神社で祈ること七日目、武士が現れた妖怪の首を切り落とした。
こうして毎年火雷神社で御神事が行われるようになり、季節は麦巻きだったので「麦播きゴシンジ」と呼ばれた。
妖怪を退治した武士は「那波八郎」と名乗るようになり、八郎神社に祀られた。 また妖怪の祟りを恐れた村人たちは、首を本庄小島の鬼頬神社(唐鈴神社)に祀った。
※玉村はサイタマとの結び付きが強く「すみつけ祭りでも、獅子は騎西・玉敷神社から借りてくる」
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