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○安中城(扇城) 殿様に気に入られていた女中お八重を憎んだ女中仲間が殿の御膳にに針を入れ、これを見つけた殿はお八重の仕業と思い屋敷牢に入れた。 そして、蛇や百足と一緒に大瓶に入れて九十九川に流した。 これを嘆き悲しんだ母が胡麻の種を淵の上に蒔いた。 やがて春には胡麻の花が咲いたが、みな逆さに花をつけていた。 そしてはこの淵を「お八重が淵」とよぶようになった。
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