源覚寺
○源覚寺・浄土宗常光山向西院源覚寺
文京区小石川2-23-14、03-3811-4482
寛永元年(1624)現在地に開創。 眼病平癒の「こんにゃくえんま」と、歯痛緩和の「塩地蔵」お地蔵さんで、知られている。
○塩地蔵尊(塩ぬり地蔵)
地蔵尊の身体に塩を盛り・身体健康を祈願する。
☆二体で1組のお地蔵さまです。 お地蔵さまの体に塩をつけてお祈りすると、体の同じ部分の病気が治るといわれています。
※塩・味噌・砂糖などの食べ物を地蔵に塗る、地方もある。 素麺地蔵もあるらしい…
☆こんにゃくえんま・こんにゃくゑんま
源覚寺の閻魔さまの右目部分は割れて黄色く濁っています。 それにはこんな言い伝えがあります。
宝暦年代のころ、眼病を患った老婆が閻魔大王に21日間の祈願を行ったところ、夢の中に大王が現れ「願掛けの満願成就の暁には、私の両目の内、ひとつを貴方に差し上げよう」と言われたそうです。 満願の日に、老婆の目は治りました。 以来、大王の右目は盲目となりました。 老婆は感謝のしるしとして好物の「こんにゃく」を断ち、それを供えつづけたということです。
このことから、源覚寺の閻魔さまは「こんにゃく閻魔」と呼ばれるようになり、眼病治癒の閻魔さまとして人々の信仰を集めています。
※「蒟蒻」→「困厄」との説もある
☆こんにゃく閻魔、文京区小石川2-23-4・源覚寺
宝暦年間老婆が閻魔に眼病治癒を祈願したところ、夢枕に閻魔が現れ「我の目の一つを授くべし」。 老婆の目は治り・閻魔の右眼が消えた。 お願生果たしは、老婆の好物の蒟蒻。
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