王子七滝
☆王子七滝(王子七瀑)・東京都北区
武蔵野台地の突端である王子近辺には滝が多く、かつて「王子七滝」と呼ばれる7つの滝がありました。 このうち「名主の滝」だけが現存する唯一の滝となっています。 「名主の滝」は、都内でも有数の8mの落差を有する男滝を中心とする女滝・独鈷の滝・湧玉の滝の4つの滝からなります。
権現の滝(王子神社南側崖)、不動の滝(正受院西側)、稲荷の滝(王子稲荷境内石段南側)、名主の滝(東京都北区岸町1-15-25)、大工の滝(名主の滝北隣・岸2-2-3)、飴屋の滝(南橋・岸2-3-15)、見晴の滝(芝坂の南・岸2-6-14)。
※大工の滝、大工野本家の庭に滝が落ちていた。
※飴屋の滝・屋根屋の滝、小西家の庭に滝が落ちていた。
※見晴の滝、明治後期に小栗兆兵衛が一帯の土地(三千坪)を買取り別荘(長尾園)とした。
※源五郎淵は、大字滝野川南・巣鴨村境。
※湯滝・水滝は、不動の滝から山を隔てた対岸。
石神井川(谷田川)が南へ急激に曲がる部分が侵食されてできたのが滝野川渓谷といわれる。
中世に、不忍池方向に流れていた石神井川(谷田川)の河流れを隅田川へ落とすために武蔵野台地を掘ったとの説もある。(王子駅北側部分)
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