○雑煮
グンマには雑煮を食べない地域が多くあった。 「閭里歳時記・高崎藩主川野辺寛」によると、『雑煮を食べることは世間一般の習慣である。しかし、当城下においては武家ではそうするが、商坊民家においては雑煮を用うること稀なり、そば切り・うどんを用う』とある。
各家ごとの独特な食習慣を縁起(地域によって家例)と呼び、「雑煮の家例」・「そばうどんの家例」・「芋の家例」などがあった。 それでも餅を食べたい人は、神様に内緒で餅を食べた。 これを「かげもち・かくれもち・かくしもち」などと言った。
○いも雑煮
一月四日を過ぎると、いも雑煮やしるこを食べる。 ただし、いも雑煮は里芋と大根だけで餅は入っていない。 しるこはかなり甘く、餅も入る。
☆鍋借り
赤堀周辺では、正月四日嫁が鍋を持ち実家へ行き・その鍋でご馳走を作り・一泊して帰る。
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