群馬での暮らし:指太郎
《グンマを話そう》
○指太郎
ある昔、おじいさんとおばあさんがおった。 子供がいなかったので神様にお願いすると、おばあさんの親指がふくらんで子供が生まれた。 指から生まれたので「指太郎」と名付け大事に育てが、いつまでたっても指ほどの身丈だった。
ある日、馬の耳の中に入った指太郎は、馬を操って薪を売りに出かけた。 帰り道泥棒につかまりやっと逃げ出したと思ったら、狼に飲み込みれてしまった。 指太郎は狼の腹の中から「ご馳走のある所を教える」と言って狼を操りおじいさんとおばあさんの家まで戻ってきて、ご馳走がある小さな穴へと導いた。 狼はお腹がふくらみ穴から出られなくなり、おじいさんが家へ戻ってきたのを察した指太郎は狼の腹の中から叫んで助け出された。 それからは、三人で幸せに暮らしました。
☆小指:フツーの人は、小指だけ曲げることはできない。
☆中指の爪が一番伸びるのが速いらしい。
☆薬指:古典では「なおしのゆび」・「無名指」。 普段使うことが少ないためきれいで、粉薬の加減をみるのに使われた。
☆紅差指・薬指
古くは無名指、呪法に用いることから神聖視して名を付けることを避けた。 室町時代に、薬指・紅差指とよばれるようになった。
★門口に医者と親子が待っている
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