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群馬での暮らし:女堀と桜姫

Onmabori《グンマを話そう》

○女堀と桜姫
 ある昔の戦国時代、桜姫を大将とする軍勢が攻め入り東村に住み着いた。 桜姫は荒れ果てた野山を見て、田畑を耕し農作物を収穫しようと企てた。 それには水が要ると探したが、水源は何処にもなかった。 ならば、利根川から水を引こうと考えた。 桜姫は幾千という女軍勢を集めて簪で地を掘り起こし水路を築いたが、赤城の裾野はあまりにもなだらかで水が流れることはなかった。 それでも桜姫は自国をこの地に定めたいと願い「国定」と名付け、長く自国を治めた。
 今なお前橋から東村に至る堀跡は女堀と呼ばれている。

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○女堀
 前橋市上泉町と東村西国定まで赤城山南麓を東西に横断する約13kmの用水遺構であり、未完成であった。 高低差は数mしかなく・自然河川と直交していることから、一部開穿したものの実際に使用された形跡はない。 文献・史料などは残っておらず、よく解らないのが実情である。

○櫛
 櫛の始まりは竹串であり、神霊の依代・招代と考えた。(玉串がその例) 櫛に関する神話・昔話も多い。
※櫛は霊が宿る呪具の一つであった。

☆櫛
 古くは「奇しきもの」であり一本の棒、神に供えものをする際、竹や木の串にさして供えた。 串を並べて縛った物が櫛となったので、櫛も神聖な物とされた。

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