群馬での暮らし:万字峠
《グンマを話そう》
○万字峠(万騎峠)
1193年源頼朝が三原野でまき狩りをしたところ、大勢の勢子が集まった。 あまりも勢子の数が多すぎるのを不思議に思った頼朝は、翌日、峠まで来た所で勢子の額に墨で「卍」の印を付けた。 実は、昨日は野伏が紛れ込んでいたのであった。 この印により、野伏達は成敗されてしまった。 この峠が万字峠である。 日が暮れて狩りも終わり、途中の谷川で卍印を落とした一行は本宿へと引き上げた。 頼朝は勢子を見て「きれいになった、素顔になった」と言った。 これが「すがお」→「須賀尾」と言う地名になったのである。
○源頼朝の三原狩り
1193年、源頼朝が七日間の狩りをし、多くの武家が同伴した。 その目的は、反頼朝勢力を封じ込めることにあったといわれる。
※浅間山の裾野は浅間野、草津白根山の裾野を三原野。 河原・長野原・鎌原の三つの荘園があったので「三原野」。
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