《グンマを話そう》
○渡良瀬川の石合戦
小石を投げ合う石合戦を印字(石撃・因陣・印地)と呼び、多くは河原で行うので「河原印字(印地)」と言います。 はじめは子供の遊びでしたが、だんだん儀式化し一月十五日と五月五日には印字(印地)が行われるようになりました。
これで収まらないのがグンマです。 だんだん大人が加わり、ついには渡良瀬川をはさんで敵国トチギとの石合戦となりました。 特に桐生団・太田団が激しく、当然ながら多くの負傷者が出たので禁止になりました。
☆印地打ち・石合戦
文永三年四月二十一日午後、鎌倉比企谷にて激石合戦あり。(吾妻鏡) その後も、子供の遊びに大人が加わり度々大騒ぎとなり、寛永年間には全国的に禁止された。
※正月五日・五月五日・祭りなどの時に行う地方もあり、豊凶を占う行事であったともいわれる。
☆荒川の石合戦・印地打ち
五月五日の端午の節句は、荒川を挟んで寄居対鉢形の石合戦。 子供だけでなく大人も参加できる。 怪我人多数、もちろん怪我損。 結局は禁止された。
平衡錘投石機
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