麦落雁
麦落雁
(三桝家總本舗@館林市本町3-9-5)
《グンマを話そう》
邑楽郡は、川や沼が多く低地であるため大雨が降る度に洪水にみまわれてきた。 洪水になると米・麦を撒けないだけでなく収穫がなくなるので、食料を節約して翌年まで持ちこたえる習慣ができた。 このような生活のなかで、麦を工夫して食べる方法が考え出された。 それが、麦饅頭・麦団子・麦柏餅・麦ぼうとう(うどん)などであり、今なお残っているのが麦落雁である。
館林は良質の大麦・小麦を産出し、日清製粉の母体となった館林製粉が創業した地でもある。 文政三年、大麦の粉を煎って固形化した「落雁」が誕生した。 その後、館林藩主秋元家に採用され茶の席・贈答品となったのがきっかけで名声を博するようになったとされる。
☆大麦・小麦
外見が似ているので麦、苗のときに大きいのが大麦・小さいのが小麦とよんだ。
※ナスとジャガイモは、ともにナス科ナス属。
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