《グンマを話そう》
○竜宮へいってきた阿感坊・伊勢崎市宮子町卯ノ木(龍神宮)
ある昔、阿感坊という人が利根川に浮かぶ竜宮島へフジのつるををとりに行き、誤ってナタを川の中に落としてしまった。 ナタをとろうと川に入った阿感坊は足を滑らし深みにはまり、ついには川底の竜宮へと辿りついた。
竜宮で三日間過ごした阿感坊は、玉手箱・めのう玉・観音様を土産に村へ帰ると、そこでは三年が過ぎていた。 阿感坊亡き後、玉手箱・めのう玉・観音様は神社に納められた。 この地では「宮古の浦島太郎」とよばれている。
※「グンマの川は竜宮城に通じている」と思われるほど竜宮民話は多い。
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