グンマの昔:ばんだい餅
○ばんだい餅(板台餅)
山仕事のときに、伐った大木の切り株で餅を搗いた(臼の代わり)。 利根村では十二様様祭りに搗いたとされる。 ふかした粳米を切り株にのせ、斧の背中で搗き、樽の生木を割った串にさして焼いたらしい。
※十二様は山の神で、毎月十二日は例祭とされ山仕事を休み、餅や色々な物をお供えし安全を祈願する。
※利根には十二のつく地名が多くあった。 十二平・十二沢・十二前・十二原・十二峰・十二・十二反・十二向・十二廻・十二山・十二越・十二ノ上・十二入・十二ノ木・十二後久保、など。
○貴船さまの万代餅(大間々)というのもあった
米を生煮えにして臼で搗き・平らに握り・炭火で焼き・みそだれをつけた。 今の焼きまんじゅうの祖型ともいえる。
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