○六部膏
ある昔、病気で倒れた六部(巡礼者)を介抱したお礼に教わったとされる。
○奇応丸
利根の小林家が、みすぼらしい旅僧をもてなしたお礼に教わった。 麝香何匁と辰砂何匁を熊の肝でとかしてつくる、疳の虫・熱冷まし・腹痛に効くとされた。
○命宝散
赤岩の湯本家が、カッパに教わった。 打ち身・傷に効くとされた。
○八方散
前橋・丸橋高義家が工房太子に教わった。 朝鮮人参・ぶくりょう・ちんぴ等を混ぜてつくる。(お湯で飲む) できもの・はれものに効くとされた。 他地域には、クマンバチの巣からつくられた、淋病・消渇に効くとされた薬伝説もある。
※他にも、阿部孫八郎貞次がカッパから教わったカッパのキズ薬、青山家で作っていたカッパの生薬(やけど薬)、中島一氏のらい病家伝薬などあった。
○河童の秘伝薬
カッパが悪さをして人間に捕らえられ・腕や脚を切り落とされて、改心して秘伝薬を伝授する。 という話は殿全国各地に伝えられる
※カッパは「川のこども」を意味するといわれる。
○薬研
薬種を粉にする舟形の道具、その形から別の意味もある。
※薬研堀には薬研堀不動尊があった。「竿入れた奴が釣られる薬研堀」…
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