グンマの昔:弘法の井戸
○弘法井戸(甘楽)
弘法大師が水を求めたところ、一人の女が遥か遠くまで水を汲みに行った。 これを見た弘法大師は、錫杖を地中に突き刺し泉を湧出させた。
※弘法大師が大盤振る舞いしたらしく、この話・この井戸はグンマ各地にある。
グンマで今までに発見された「弘法の井戸」は下記、
○藤岡市日野高井戸・弘法井戸
○松井田町坂本・弘法井戸
○榛名町間野・弘法井戸
○利根村石戸新田・弘法井戸
○利根村根利・弘法井戸
○新治村・弘法井戸
○片品村花咲千貫松峠・清水
○新里村赤城山・弘法井戸
○赤城村持柏木・柏池
○粕川村室沢・弘法井戸
○高崎市元島名・いろは井戸
○鬼石町浄法寺・独鈷水
○鬼石町坂原・弘法清水
○上野村塩の沢・弘法井戸
○上野村須郷・一杯水
○藤岡市高山・根岸・本郷・三本木など
○甘楽町秋畑那須・弘法井戸
○桐生市梅田町・弘法の水
○桐生市川内町・弘法大師手洗の水
※松井田町坂本では、上の茶屋は良い水・下の茶屋は悪い水とされる。
※前橋市荒砥村・「村主の清水」は酒であったので、村人達が飲みまくり村中仕事をしなくなった。 みかねた人がこの泉に「馬の沓」を投げ入れたところただの清水になったといわれている。
☆弘法井戸
古く人々は水の得やすい地に集まり住んだ。 水源を見つけるのには大変な苦労があり、その功績を弘法大師に帰し、聖なるものとして大切にしたといわれる。
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