《グンマを話そう》
○番頭に殺された六部(上野村)
村の大金持ちがお金の土用干しをしていると、通りかかった六部が水を求めた。 そして「これはスゴイ・土産話に見せてくれ」 。 これを見た主人は「怪しいヤツ」と、番頭に言いつけ殺させ・証に耳を削いでこいと命じた。
それからというもの、家には不運が押し寄せ貧乏になってしまった。 そこで片耳の「耳無し地蔵」を作って祀るようになった。
※この話は、グンマ各地にある。
○六十六部
廻国巡礼人、法華経を書写し全国六十六ヶ所の霊場に納めるために行脚した僧を称したが、江戸時代は一般人も鈴を振り・鉦を叩き・家の前に立ち・銭や食物を乞うようになった。
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