○松井田の闇鉄砲
松井田入山地区のほとんどの家には猟銃があり、狩猟以外に銃を撃つのは非常時に限られていた。 実際に泥棒が入ったときは、猟銃の知らせで村人が鉈・鎌・木刀など持ってアッと言う間に集まったそうだ。 また村には「青年夜学」があったが授業が終わっても寄り道をする者が多かったため、夜学終了の合図に猟銃を撃ち村中に知らせた。 この合図は、夜なべ仕事の終わりとしても重宝がられた。
☆泥棒封じラッパ・天王寺村清水坂(伶人町)明治十八年
各家庭にラッパを常備、夜間外出時は必ず携帯のこと。 追いはぎ・盗賊に襲われたときは必ず吹笛のこと、またこの音を聞いた者はラッパを鳴らしながら家から外に出ること。 さらには、剣道家を雇い夜警にあたった。
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