○根利林業所
伐採した用材を銀山平製材所(足尾銅山小滝坑)へ運ぶため、1898年赤城村砥沢に根利林業所(古河)が開設された。 当時、皇海山西麓一帯は根利山(練山)とよばれていた。
銅精錬に石炭が使われる以前は木炭が使われ、足尾近辺の山林を伐採しつくしたため、周辺の国有山林の払い下げを要求し、1882年頃には根利村へ達した。
根利林業所は1910年頃の最盛期には1500人を超える従業員がいたといわれる。(砥沢集落・平滝集落) 根利地区から銀山平製材所までは、架空線(砥沢線・平河線・円覚線・不動沢線・広河原線、総延長約24km)を設けた。 索道運行には、蒸気・水力など使われた。 やがては、1938年伐採が終わり、1939年根利林業所は閉鎖された。
※砥沢集落
根利山架空索道
トロッコ軌道(源公平~欅沢、約3km)
平滝停車場(道水路による水力運行)
平滝停車場
南郷から根利へのトロッコ軌道(欅沢作業所のインクライン・土橇巻き上げ装置)
架空索道
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