ぐんまわらべうた:遊び編
○からかう時
男んなかに 女がひとり なべほうろく あぶないところ
○からかう時
男と女で豆煎り 煎っても煎っても生臭せえ
○からかう時
みっちゃんみがつくみんまいも みんこのみんぶくろみにかけて みっちゃらっか みっちゃらっか
○からかう時
桐生人のあわくい あわがなくてひえくった
○からかう時
おんなのきのぼり みっともねえ したからみれば あなだらけ
○おできをからかう
できもんかちかち かじやの子
○頭でっかちをからかう
頭でっかち かじかの子
○バカと言われた時
ひとをばかばかいうばかは 自分のばかを知らないばか
○相手がイラナイと言った時
いいとこ床屋の えんの下
○何かを壊した時
おれのせえじゃねえど あとのもんのせえだぞ
○目にゴミが入った時
ごみだら出ろ 砂ならとけろ
○目にゴミが入った時
かんくさんかんくさん 目の中のごみ出してくんねと なべかまぶっこすぞ ペッペッペッ
※かんくさん=お巡りさん
○けがした時
いたけりゃ いたちのくそを三文買って三年つけろ
○泣き虫
さっきないたからすが お寺のだんご食って ちょいとだまった
○泣き虫
いま泣いた鳥が井戸のまわり廻って 餅かけひろって食い食いだまった
○一緒に遊ばない時
やなら よしゃがれ よしべの子んなれ ペんペんひくなら 芸者の子んなれ
○指切り
指かきこかき うそゆうと井戸の中へ 突込むぞ
○指切り
指切りかまきり うそこいたら 一千五厘のばっきんだ
○靴隠し
ぞうりけんじょ けんじょ おたまがたんぐりたんぐり 村のはたけに花が咲いたか咲かぬか わしゃしらぬ
○じゃんけん
じやんけんぽっくりげた しおりたばこを 一本すいました
○鬼ごっこ
鬼の来るまに 洗濯でも ごしゃごしゃ
○影ふみ
ひとの影になるやつは 盆にぼたもち食いすぎて 正月三日に死ぬように
○別れ際に
おみやげ三つたこ三つ おとっちゃんとおっかちゃんにやっとくれ
○霜柱
次郎太郎 タッペの子 タッペがたったら ふんげえせ
○風止み
風さん風さんやんどくれ 晩にはトロロをしてあげる
○大寒小寒
大寒小寒山から小ぞうが泣いてきた なんといって泣いてきた 寒いといって泣いできた 寒けりゃあたれ ちゃわんの影でこっつりこと ぶってやれ
○木になる果物
なるかなんねえか なんなけりゃぶっきるぞ
○果物
ももくり三年柿八年 ゆずは九年でなりさがる 梨子の馬鹿は十八年
○ホトトギス昔話
弟恋しや ぼっと突切った
○かごめかごめ
かごめかごめかごの中の鳥は 晦日の晩に障子をあけた ツンツンつえむぐれ
○おつむツンツン
草履きんじょきんじょ 火の元用心 車ののぎくに花が咲いたかつぼなだか つんぬけろ
○ぜねくびさんぜね(銭)くんな
○浅間山から鬼が尻つんだして 鉈でぶっ切るよな屁をたれた
○八釜四釜で十二釜
○分福茶釜に毛がはえた チャンポコ茶釜が煮えたった
○爺さん婆さんきいてくれ (せなかもしゃくしになりそうだ) あかねのふんどし買っとくれ
☆おつむ
頭のことを粒とよんだ、つぶり→つむり→おつむり→おつむ。
★かごめかごめ
かごめかごめ、かごの中の鳥は、いついつ出やる、夜明けの晩に、鶴と亀がすべった、後ろの正面だあれ。
「夜明けの晩」とは何時か?、「鶴と亀がすべった」ら大凶、「後ろの正面」は鬼自身…
☆後ろの正面
正面については小便と解釈する説もある
☆分福茶釜に毛が生えた
享保年間浅草にて、篠の先に張り子の茶釜をぶら下げて売った。(守鶴が本所八幡宮で売ったとの説もある) 天明五年茂林寺開帳で売り出されるも繭玉にかなわず。
※館林高瀬一族が浅草寺と特別な関係にあったらしい
☆鬼のいない間に洗濯
鬼は姑舅、嫁が洗濯するものは…
☆チュウチュウたこかいな
たこは蛸のこと、チュウチュウは吸う擬音。
☆貝ぐり貝ぐりとっとの目
ぐりは操る・えぐる・くじること、とっとは鳥(鶺鴒)、目は急所。
☆開いた開いた蓮華の花が開いた、開いたと思ったらいつの間にかつぼんだ。
☆いたちごっこ
昔の子供遊戯「いたちごっこ・ねずみごっこ」が源。
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