○四万温泉の名称は「四萬の病を治す霊泉」との伝説に由来する。
メタホウ酸(ホウ素)濃度が高く・五十年前に降った雨が温泉として湧き出てくるとされる。 新湯川上流には四万鉱山があり「葉蝋石」を採掘していた。 四万温泉東の水晶山では水晶・トルマリンなどが産出された。 新世代第三紀中新世の地層が、ひん岩・石英閃緑岩質のマグマにより熱変成・熱水変質され、この地特有の鉱物が形成された。 その一部が溶けだし温泉となっている。
○四万温泉
碓氷日向守定光(一説には足利義満の家臣塩谷日向守定光)が野宿した際、夢の中に童子が現れ「四万の病を治す温泉」を告げられた。 そこで、守り本尊の釈迦如来像を安置し「日向山薬師瑠璃光来」となづけ・「御夢想の湯」とよんだ。
実際のところは、発見されたのはいつごろか解らない。
※四万温泉については、「隅(すま)にある温泉」が源で、「すま温泉」→「しま温泉」となったとの説もある。
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