東村(勢多郡)伝説
○草木八景
タツノ口(竜が口を開けた形)・タツ石・トウロウ石(姫様が灯明をつけたとも)・四十八か石(穴が48あった)・メガマ石・オガマ石・弘法の割り石・オボシ石
○小中鉱泉
○万太郎淵
万太郎が魚釣りをしていたらクモに糸をかけられた。
○カリガケの滝
カッパが出たらしい。
○天狗の森
○袈裟丸山
弘法大師が寺を建てようとしたら、天狗が一谷隠したので九十九谷しかないのであきらめ、自分の袈裟を丸めてぶちゃった。
○坂東太郎の大石
割ると血が出るといわれる。
○坂東太郎の大岩
伊勢参りをしたとされる。
○岩戸
中は、越後・草木・さいの河原の三方向に通じているらしい。
○押手
弘法大師が、川の中の庚申様を村人に押してもらいながら拾い上げたので押手、岩戸観音に奉納した。
○座間
年貢炭をザマに入れて献納した・蛇間が訛ったともいわれる。
○柱戸
一本の大木から、柱と戸ができた。
○名越のたたかいばたけ
赤城様と二荒様が戦った場。 赤城山にお参りした年は中禅寺に行ってはいけない。
二荒様(日光様)は逃げるときサツマイモの蔓で転びモロコシで眼をついたので、サツマイモとトウモロコシを作ってはいけない、またこの地の人は片目が細くなった。
※逃げたのは赤城様との説もある。
○牛沢
牛の首が流れていった地。
○高助
高介山が源。
○組打場
かつての戦場。
○神戸
太郎神社の杉の大木が戸となり風を防いだ。
○ジッコ
昔から住んでいる家。
○落居
阿部貞任と源義家が戦った衣川の地。
○千人塚
天正年間由良国繁新田桐生から出兵した戦死者の埋葬地。
○窖薬師
全雄寺二十二世堯慶上人が入定した地。
○相輪塔・沢入塔
袈裟丸山の天狗が一夜にして沢入から運んだが、石を積む順番を間違えたといわれる。
○東宮神社
人皇天皇の皇子を祀った。 急病で逝去したので、その地をオオゴト。
○中野五郎神社対小中鳥海権現
鎌倉権五郎景政が鳥海弥三郎に、もろこし畑で討ち取られた。 故に、小中ではもろこしを作ってはいけない、小中と中野の縁組みは禁止。
○赤堀道元
赤堀道元の娘が赤城小沼に身を沈めたので、十六歳の娘は赤城山に登ってはいけない。
○高草木
源義家に破れた落人が高草木高常一族。
○松島
阿部宗任の落人が故郷を懐かしんで名付けた。
○八百比丘尼
人魚を食べ八百歳の寿命を全うした。
○貸椀伝説
渡良瀬川では必要な膳椀を貸してくれる地がいつくかあった。(おだまき・ますぶち等)
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