三ツ矢サイダー
☆金線サイダー
明治二十二年頃、秋元巳之助が横浜にて「キンセンサイダー」発売も売れず、三十八年頃にようやく売れるようになった。(サイダー、元々はリンゴ酒の意)
※明治二十年「日の出鶴サイダー」から名称変更。
平野水
炭酸ガス入りミネラルウォーター、明治十七年「三ツ矢印平野水」発売。
☆三ツ矢サイダー
明治十八年明治屋が「一ツ矢」ブランドの鉱泉水発売。 宮内庁所有の大阪多田銀山近くで発見された鉱泉の炭酸水を、明治屋・磯野計が「一ツ矢」マークをつけて発売した。
※源満仲が一矢で鳥を射た地といわれる。 売り上げが伸びなかったので、次の経営者が矢を増やして「三ツ矢」としたともいわれる。 また、源満仲が放った矢が沼の龍頭に刺さり・矢尻が三つに分かれたとの伝説もある。
☆リボンシトロン
明治四十二年大日本麦酒が、不景気でビールが売れないためリボンシトロン発売。 シトロンはフランス語のレモン、リボンは当時女子の間で流行っていた。
※1928年キリンビールがキリンレモン発売
☆サイダー瓶
三ツ矢サイダー瓶には三ツ矢マークがレリーフされていたが、中小メーカーは自家の王冠・レッテルを貼って使用した。 中小メーカーでは瓶詰めが難しく・内容量を一定にすることができなかったので、首の部分にラベル(首張り)を貼り中が見えにくくした。
☆帝国鉱泉
明治二十年「日の出鶴サイダ」→「金線サイダー」に改称、明治三十七年王冠発売。使用。
明治三十八年「三ッ矢シャンペンサイダー」発売、大正五年「三ツ矢サイダー」発売。
※サイダーは王冠、ラムネは玉栓。 王冠は「クラウンコルク社」によるので「王冠」とよばれたとも。
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