岩殿観音
☆岩殿観音
養老二年に沙門逸海が山腹岩穴に先手観音を安置、傍らに草庵を建て正法庵とした。(後に正法寺)
※大昔岩殿山中に住む竜の悪事に困った村人が、坂上田村麻呂に竜退治を頼み、お礼に饅頭を供えた、との伝説がある。
☆岩殿山
岩殿観音をとりまく四十八峰九十九谷には悪竜が住んでいた。 悪竜退治に名乗り出た坂上田村麻呂、岩殿山中へ入ると真夏なのに大雪、その中で一カ所雪のない沢(雪解沢)があり狙いをつけて矢を放った。 すると空には黒雲・山はうなり・大地は揺れ・悪竜が姿をあらわした。 その左目には矢が突き刺さり、さらに坂上田村麻呂が射た矢が右目に突き刺さった。
そしては岩殿山をとりまく村々では、六月一日にスクモウを燃やし・小麦粉まんじゅう(しりあぶりまんじゆう)を坂上田村麻呂に供えるようになった。
※越生弘法山に寺を建てようとしたが九十九谷しかなかったので寺建立中止・代わって岩殿山を開いた、との伝説もある。
☆九十九谷伝説
義家奥州から舟で帰り、到着地を測った。 一里毎に箭をさしたところ九十九本だったので九十九里浜、百本目が香取神社だった。
○乳垂銀杏、東松山市岩殿・岩殿観音
○抜け絵馬、東松山市岩殿・岩殿観音
絵馬が抜け出した。
○不鳴の池、東松山市岩殿・岩殿観音近く
鳴かない蛙、もし鳴くと悪龍が出るらしい。
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