江戸の八百屋
※米屋の鶏は、地面に落ちた穀物を拾わせる・俵に付いた虫を捕らせるため。 夜は逃げないように棚の上に寝せる。
☆大八車
八百屋・呉服屋・酒屋などは大八車を引いてまわった。 坂の多い地域には、坂の下に後押しを仕事にする者もいたらしい。
☆大八車
八人分の仕事をする車とも、大八がつくった車、ともいわれる。
☆八百長
八百屋の長さんが、関取「伊勢の海」と碁を打つときにいつもわざと負けていた。
☆江戸東京の農業事情
北区:滝野川ニンジン・ゴボウ、
葛飾区:金町コカブ・千住ネギ・下千葉小カブ・糸ミツバ・中野甘藍・本田ウリ、
江戸川区:小松菜・葛西蓮根、
江東区:亀戸大根・野菜促成栽培発祥の地(砂村)、
荒川区:谷中ショウガ・三河島菜・枝豆、
渋谷区:代々木野と周辺の村落、
新宿区:鳴子ウリ・早稲田ミョウガ・内藤トウガラシ・カボチャ・神崎の牛牧、
杉並区:クリの豊多摩早生・井荻ウド・高井戸節成キュウリ、
世田谷区:陸稲の藤蔵糯、
千代田区:黎明期の牧場、
足立区:水ゼリ・夏菊・ツマモノ、
台東区:檜前の馬牧、
中野区:東京大越ウリ、
板橋区:赤塚たんぼ、
品川区:居留木橋カボチャ・品川ネギ・カブ、
文京区:平田牧場・駒込ナス、
豊島区:雑司ヶ谷ナス・タネ屋街道(旧中山道)、
墨田区:浮島の牛牧・寺島ナス、
練馬区:ビール麦の金子ゴールデン、
稲城市:東京のナシ栽培の起源、
羽村市:養蚕、
小金井市:関野クリ、
西多摩郡:粟の古里一号・奥多摩ワサビ
町田市:小山田ミツバ、
東久留米市:柳久保小麦、
日野市:陸稲の平山、
八王子市:宗兵衛裸麦、
武蔵野市:吉祥寺ウド、
立川市:砂川ゴボウ、
☆駒込土物店跡・本駒込1-6-16
元和年間近隣農民が江戸に野菜を売りに行く途中、一休みし互いに野菜を売買する事に始まった。 泥のついたままの野菜を取り引きしたので「土物店(ヤッチャバ)」。
☆初夢「一富士二鷹三茄子」
駒込・神田・千住、が江戸三大青物市場であった。 駒込には、大江戸六富士の一つ富士神社・吉宗が復活した鷹飼育場・茄子の名産地、なので初夢「一富士二鷹三茄子」となったともいわれる。
※徳川家康が好んだ、富士山・愛鷹山・茄子との説もある。(いずれも駿河国では高かった)
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