奥利根号
○奥利根号
昭和三十三年(1958年)四月十四日上野~水上問に準急「奥利根」誕生、下りは水上止まり・上りが越後湯沢始発だった。 それから三年半後の昭和三十六年(1961年)十月一日の大時刻改正の際に、中央本線と八高線を経由する新宿~水上問に経路が変更になった。
首都圏の路線とはいえ、典型的なローカル線である八高線を準急が走るというのは初めてのこと。 車両は、キハ58形急行型二両編成だった。 時刻は、昭和三十九年三月時点で下りが新宿発14時25分・八王子発15時04分・水上着18時02分、上りは水上発18時25分・八王子着21時38分・新宿着22時24分だった。 「奥利根」は、中央線沿線の人にはそれなりに人気があったが、客足が伸び悩んで昭和三十九年十月一日からは「みくに」と改まって土曜・日曜運転になり、わずか一年後の昭和四十年十月一日改正で廃止された。
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