三島・まちあるき
☆丸平商店土蔵
明治/1868-1911
土蔵造及び石造2階建、瓦葺、建築面積60㎡
店舗の北方,敷地北西部に位置し,南北棟で建つ。桁行6間,梁間2間半規模の細長い平面をもつ2階建の蔵で,南妻面に下屋を差し掛けて蔵前とし,2階に庇付きの窓を開く。1階を木骨石造,2階を海鼠壁土蔵とする混構造のつくりに特徴がある。
☆丸平商店店舗
明治/1868-1911
木造2階建、瓦葺、建築面積99㎡
三嶋大社の西方,門前の道路に南面して建つ。間口4間半,正面と背面に下屋を出して奥行最大8間半とする。塗屋造2階建の店舗建築で,東方を通り土間,西方を床上部とする。料理店に改装されてはいるが,明治来の老舗の表構えを今に伝えていて貴重である。
☆懐古堂ムラカミ屋
大正/1926
関東大震災後,三嶋大社前の商店街に建てられた看板建築。木造2階建,鉄板葺で,ショーウィンドーを入口両側に,2階窓を水平に構え,正面左右対称とする。ファサード一面を銅板で仕上げ,軒蛇腹と窓下で張り方に変化をつける。現在ギャラリーとして活用。
(三島市メモ)
☆三嶋暦師の館(旧河合家住宅主屋)
江戸/1830-1867
木造平屋建、瓦葺、建築面積218㎡ 静岡県三島市大宮町2-5-16
三嶋大社東方の屋敷地に北面して建つ。桁行9間半,梁間4間半,切妻造,桟瓦葺で,北面中央に起り破風の式台玄関を構える。東方を土間,西方を2列6室とし,北西隅に8畳座敷を配する。関所建物の移築と伝えるが,江戸末期有力社家の住宅遺構としても貴重。
☆山中城跡
小田原城西方防備ノ出城ニシテ天正十八年豊臣秀吉ノ軍ニ攻圍セラレ城将松田直長等戰死シ城遂ニ陷リ以後廢城トナレリ字北條山ノ地域ニ本丸、二ノ丸、三ノ丸ヲ置キ岱崎ニ出丸ヲ設ク壘壕善ク存シ舊規見ルベキモノアリ三ノ丸ノ地ニアル宗閑寺ハ出丸ノ守将間宮康俊ノ女ガ亡父ノ菩提ヲ吊フ爲建立セルモノナリ寺内城将以下小田原方戰死者ノ墓及西軍戰死者一柳直末ノ墓アリ
山中城は、小田原に本城を置いた後北条氏が西方防備のため16世紀中頃に築いた支城で、昭和9年1月22日に史跡に指定されたが、近年、現指定地周辺で、天正17年(1589)頃の増築時のものと思われる郭・土塁・堀などの遺構が確認されたので、これらを追加して指定することになった。
三島メモ
三島駅
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