鋳物ストーブ
☆鋳物ストーブの歴史
安政三年箱館奉行の斐三郎と弥五郎がイギリス製ストーブをまねて造らせたのがはじまりといわれる。 当初道内では、薪を燃やす鉄板製ストーブ(小判形・ダルマ形・時計形)が使われた。 その後、薪が高騰し・石炭が安くなり、石炭ストーブ(投込式・貯炭式)となった。 大正十四年に札幌・鈴木豊三郎商店(後の福録)が国産貯炭式ストーブを発売し、當矢ストーブ・八千代ストーブ(カマダストーブ)・センターストーブ・キングストーブ・センロクストーブなどストーブ工業が飛躍的に発展し、1929年頃道産ストーブメーカーが川口に工場を移し量産するようになった。
☆日本ストーブ協会・1941年
福禄ストーブ(福禄商会)、愃六ストーブ・愃六竃(愃六工場)、一福ストーブ(金子鋳工所)、センターストーブ(株式会社山本最商店・株式会社三北社)、三ツ扇ストーブ(渡邊鋳工所)、白熱ストーブ(鈴朋鋳物工場)、國際ストーブ(合資会社國際本店:国際重工業とは異なる)、センオーストーブ(伊藤合名会社)、胴張ストーブ(田原製作所)、當屋ストーブ・日輪ストーブ(合資会社泰弘鋳工所)、カマダコトーブ・新カマタストーブ(カマタストーブ協会)、カゴメ屋ストーブ(伊藤鋳工所)、胴張ストーブ(徳永鋳工所)、三ツ星ストーブ(三ツ星鋳造所)、サロンストーブ(合名会社第一鋳造所)、フタバストーブ・アソブスストーブ(双葉商会)、キ印ストーブ・アズマストーブ(永瀬鋳工所)、サクラストーブ(昭和暖爐鋳造所)、都ストーブ・大東京ストーブ(東邦商会)、テングストーブ・ツバメストーブ(天狗商会)、日の丸ストーブ・丸川ストーブ(丸川商店)、國際ストーブ・タヌキストーブ(合資会社日本國屋本店)、ワンダーストーブ・アルバンストーブ(北山商会)、白熱ストーブ(涌井商店)、ホマレストーブ(虞瀬與兵衛商店)、ピースストーブ・ヘルスストーブ(ヒシヒラ商会製作所)、ワンダーストーブ・アルバンストーブ(北山製罐工業合名会社)、ハッピース・トーブ・ハオーストーブ(白神鋳造鉄工所)、アソブストーブ・ダイトンストーブ(大東株式会社鋳造所)、ビーアストーブ(河南工業所)、ビクターストーブ(合資会社絹田商会)、テングストーブ・金城ストーブ(村瀬鋳工所)、桜ストーブ・ダルマストーブ(小笠原鋳造所)、國神ストーブ(國神鋳物機械製作所)、協和ストーブ・ピアレスストーブ(協和鋳作所)、岡式ストーブ・背離用ストーブ(加藤鋳造所)、星印ストーブ・三錨印ストーブ(伊藤鋳作所)、星印ストーブ(ヤマサ)、
☆ルンペンストーブ
藤木松右衛門が考案、上の石炭から下の石炭へと燃えていく。(二個一組で使う) 普通のストーブで使えない粘結炭が燃やせるので、岩内で多く使われた。
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