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鎮守子日宮

Kawaguchi_araijyuku11○鎮守子日宮
 川口市新井宿157 

子日神社
 子聖権現として東新井宿村の鎮守であった。(文化三年)  初子の日に収穫祭「子祭り」が行われたことから、「お日待」「子祭り」から子日神社とよばれたらしい。

※草鞋奉納は、小谷三志(庄兵衛)の教え不二道(富士講)によるものらしい。

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☆わらじ伝説

 甲州のある山のお大尽の山に、小さな温泉が涌いていました。 与八は主人に願い、村人や旅人のために無料の浴場を造り、村の子供に手習を教えながら浴場の番をしていました。 ある日のことです、与八は旅のおばあさんの背中を流していました。 流しながら、おばあさんにあまり強く問われるので、なぜ自分がおばあさんの草鞋を拝んでから棚に入れたかを話しました。

 突然おばあさんは立ち上がり、「おまえさんのような人に背中を流してもらっては罰があたる、私が流すよ」と、与八を無理にしゃがませた。 おばあさんは、ぽろぽろと涙をこぼしながら、自分の師鳩ヶ谷の三志様の教えと同じことを実行している少年の背中を流しました。 そして、流しながら語ったのが二宮金次郎先生生と、草鞋を拝んだ村の老婆の話でした。

 おばあさんは、信州飯田の松下千代で、若い頓に遊び好きの夫に悩み苦しんででいました。 川で洗い物をしている若妻千代の姿を見た三志様は、「あなたは苦しんでいるが、その苦しみは自分を改めることで変えることができる」とさとします。 三志様の教えに従った妻にひかれて、夫の吉岡屋治兵衛の道楽は止み、二人は熱心な不二道の信者になりました。

 三志様が世を去って三十年ほど過ぎた明治の初め、おばあさんになった松下千代の話した草鞋を拝んだおばあさんの話は、二宮金次郎の赴任地の下野桜町領内のある村とされています。 鳩ヶ谷にも、この草鞋伝説はありますが、事実は、二宮金次郎が下野国に赴任したとき、その領地物井村に数人の三志様の弟子がいたのです。 そして、その弟子たち「不二考(不二道)仲間」が二宮尊徳をもり立てて行くようになるのです。

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