奥の山古墳
☆北鴻巣駅から武蔵水路に沿って、「さきたま緑道」を歩いてくると、最初に見えてくる古墳が奥の山古墳です。
埼玉古墳群の多くの古墳が大字埼玉に分布していますが、奥の山古墳や中の山古墳は大字渡柳にあります。 渡柳地区にある古墳は、東から戸場口山古墳・中の山古墳・奥の山古墳と並び、一番奥にあることからこの名前が付けられました。
1968年に周堀の一部の発掘調査が行なわれ、埼玉古墳群では唯一、一重で盾形周堀と考えられていましたが、2007年度から2009年度まで行った発掘調査で、台形で二重周堀の前方後円墳であることや、墳丘の全長がこれまで考えられていた長さより4m短い66mであることが分かりました。 また、周堀については埋まっていた土を分析したところ、水のない空堀であったことも分かりました。 奥の山古墳は、発掘調査の成果をもとに平成21~25年度に復原整備を行いました。
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