神話伝説 (5)
○ヤマタの大蛇
天上から追放されたスサノオは放浪しつづけ、その途中農業神であるオオゲツ姫に出合い食物をもらったが、姫が口や尻から食物を出すのを見て殺してしまった。 そして、姫の頭から蚕が・鼻から小豆が・ホトから麦、が生まれ出た。
出雲ヒノ川の川上にやってきたスサノオは、ヤマタの大蛇が毎年人身御供を求めてくるのを聞いた。 そこで、酒を造らせ・これを八つの壺に入れ、ヤマタの大蛇を待った。 そしては、ヤマタの大蛇が酒を飲み・酔って眠ったところを斬り殺した。 この時、大蛇の尾から出てきたのが後のクサナギノ剣。
そしては、人身御供を逃れたクシナダ姫をめとり、ここに宮殿を造った。
※スサノオは、その子イソタケルノ神を連れて新羅に天降ったが、「こんな国には住みたくない」と言い、粘土で舟を作って乗り・東に渡り・出雲国鳥上の峰に着いた。 ともいわれる。
※ヤマトヒメがヤマトタケルに贈ったのが後に「草薙の剣」、天叢雲の剣・蛇の麁正、ともよばれる。
★スサノオの大蛇を稲田姫は呑み
コメント