旧川崎貯蓄銀行富沢支店
昭和前/1932
鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建、建築面積394㎡
北西角の角切り部に営業室玄関を設け、北及び西面に溝彫を施したコリント式大オーダーを廻す。 銀行支店建築の好例で、設計は川崎貯蓄銀行建築課・施工は竹中工務店。
○玉置文治郎ビル
中央区東日本橋2-16-8
昭和前/1929
鉄筋コンクリート造地上4階地下1階建・建築面積97㎡
靖国通り沿いに北面して建つ、鉄筋コンクリート造地上4階地下1階建の薬品問屋店舗兼住宅。 震災復興商業ビルのひとつで、筋面タイルやテラコッタを用い、幾何学形を装飾に取り込んだ外観は、昭和初期における建築意匠の特徴をよく伝える。 設計は森山松之助。
○大野屋總本店店舗
中央区新富2-6-13
大正/1924頃/1955頃改修
木造2階建、瓦葺、建築面積27㎡
角地に北面して建つ。 木造二階建・切妻造桟瓦葺で、重厚な甍棟を積む。 一階は店舗とし、二階で足袋製造を行う。 上下階とも軒が高く、二階は出桁造とする。 外壁は簓子下見板張で二階窓に手摺を設ける。 震災直後に建てられた、当地に残る数少ない戦前の町家建築。
○江戸屋店舗兼住宅
中央区日本橋大伝馬町1-5
大正/1924
木造2階建、鋼板葺、建築面積94㎡
通りに面して建つ、木造二階建・人造石洗出し仕上げのいわゆる看板建築で、正面意匠は刷毛を表す。 間口6.2m・奥行19.6mで、一階は店舗・事務所・倉庫、二階は居室及び倉庫とする。 内外共に改修も少なく、建具や金庫も当初のものを残す。
○よし梅芳町亭
中央区日本橋人形町1-5-2
昭和前/1927頃
木造2階建、瓦葺、建築面積81㎡
震災復興期に建てられた木造総2階建の住宅で、桁行5間梁間4間半・切妻造・平入である。 外壁はモルタル塗に変更されたが、内部は天井板や板欄間など化粧に上質の材を用い、床や下地窓など数寄屋風の意匠も整い、昭和初期の和風の水準をよく示している。
☆兜塚兜神社(兜山)・日本橋兜町1-12
源義家が奥州から凱旋の折り、東夷鎮護のため兜を埋め塚を作った。 藤原秀郷が平将門を討伐した後兜を埋めた。 などといわれる。
三吉橋
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