トイスラー記念館
☆トイスラー記念館 ・聖路加国際病院(せいるかこくさいびょういん・聖ルカ )
昭和8年、トイスラー記念館は隅田川畔の明石町19番地に聖路加国際病院の宣教師館として建設されました。 鉄筋コンクリート2階建て一部木造の西洋風住宅で、ヨーロッパの山荘を思わせる重厚な風格のある建物でした。
平成元年に解体工事が行われ、平成10年3月に移築復元されました。 創建当時の施工技術や構造上の特徴を精密に記録し・再利用可能な部材をできる限り用いた建造物となっています。 建物の外観はハーフティンバー風の意匠で、外部に柱や梁などを表現した造りです。 室内は伝統的なチューダー・ゴシック風のデザインで、1階玄関ホールやリビングなどに重厚な木の内装を持ち、階段廻りも特徴的なデザインです。 この建物は、聖路加国際病院の歴史を物語るとともに、築地居留地時代から引き継がれてきた明石町の歴史の一端を伝える貴重な文化財です。
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