松聲閣
松聲閣は、旧熊本藩細川家下屋敷のあったこの地で、細川家の学問所として使用されていたようで、一時期は細川家の住まいとして使用されていました。 現在の建物は、歴史性を生かして保存・修復を行うとともに、耐震性を確保し、平成28年1月にリニューアルオープンしました。
修復工事では、過去の写真や図面を参考に、戦前の状況を留めている「椿」「菊」「朝顔」の各部屋と階段は、特に原型を重視した改修が行われました。 また、「花菖蒲」と「芍薬」の部屋の灯は、当時から残されているランプシェードを磨き直して再利用しています。 さらに、窓ガラスの一部も当時のものを再利用していますので、表面が微妙に波打ち、外の風景が僅かに歪んで見えます。
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