うつろ船
☆うつろ船・潜水艇
船体前後に舵、船体上部に伸縮する見張り台(潜望鏡)、鉛の重りをかけて潜航、二重構造の外板の隙間に海水を取り込み浮沈みする。
(模型寸法:全長85cm・高24.5cm・船腹27cm)
※模型は組立式
☆うつろ船
江戸時代に研究された日本最初の潜水艦のアイデアで、その設計にもとづく模型が残されています。 中が空洞になっていることから「うつろ船」と呼ばれ、水底に潜水して進むという当時としては奇抜で、しかもかなり現実的な構想になっていました。 別名「底行船」ともいわれ、佐野村庄屋として代々続いた藤田家に秘蔵され、伝えられて来たものです。 1934年の詳しい調査によって、この船は「複殻」構造をもつ最新式の潜水艦と同じ構造であったことがわかっています。 後に、船は呉海軍潜水学校へ寄贈され、藤田家には同型同大の模型が送られました。 しかし残念なことに、現在もとの「うつろ船」は、第二次世界大戦の敗戦による激変を経て所在が不明となっています。(泉佐野市役所)
徳川時代に潜水艦の建造が研究され、その模型が「うつろ船」と名付けられ和泉国佐野村庄屋・藤田家の土蔵の中に三百年あまり秘蔵されていた。
昭和初期に呉潜水学校で藤田家の所有する「うつろ船模型」の話が浮上し、呉潜水学校教頭・浮田が藤田家を訪れ・貰い受けた。 その後「うつろ船模型」のレプリカを造り、呉潜水学校より藤田家に届けられた。
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