《グンマを話そう》
○百合若大臣
ある昔、妙義山の麓に百合若大臣という大男がいた。 有り余る力をもてあました男は、妙義連山にひときわ大きい岩を見て、穴を開けてみたくなった。 幾日か過ぎ、大きな弓と矢を持った男は、左足を下横川の小山沢に・右足を五料の名木にふんばり、妙義山に向けて力一杯矢を放った。 そして岩に穴が開き穴からは星が見えたので、その後「星穴」と呼ばれるようになった。 足を踏ん張った所は窪みとなって残った。
※百合若大臣話は、復讐譚として日本各地に伝わっている。
☆百合若大臣
弓術の名人→大力→大男→足跡伝説となった。
※北九州に始まり、浄瑠璃・歌舞伎などにより全国的に伝承されたといわれる。
コメント