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天明の浅間焼け

Asamayake311783年


4月9日:噴火がはじまる。 噴煙が覆い、大地が鳴り響く。 以後、5月25日まで噴火は沈静化をみせる。
5月25日:ふたたび噴火の開始。午前7時頃から石臼をひくような山鳴が聞こえる。
5月26日:午前10時頃から正午頃まで、大きな鳴動とともに強い爆発がある。
5月27日:午前4時頃まで6時頃まで鳴動がある 6月17日:夜半に大きく鳴動する。
6月18日:夜半過ぎはなはだしい地響きがする。
6月26日:午前8時頃から正午頃まで鳴動するが、煙は薄い。
6月27日:午後4時頃大きな鳴動があり、煙が東にたなびく。
6月28日:午後4時頃大きな鳴動があり、煙が東南にたなびく。
6月29日:正午頃、5月26日よりさらに激しい大爆発があり、煙灰を東に吹き付ける。江戸に降灰があり、家屋戸障子が振動する。
7月1日:午後3時頃から5時頃まで激しく噴火する。
7月2日:午後2時頃から8時頃まで激しく噴火する。
7月3日:激しく噴火。 軽井沢から高崎、埼玉県児玉のあたりまで火山灰が降る。
7月4日:激しく噴火。 軽井沢から高崎、埼玉県児玉のあたりまで火山灰が降る。
7月5日:午後6時頃より夜半まで大焼けとなり、黒煙の中から絶えず電光が発し、前掛山へおびただしく砂石を吹きだし一円の火となる。 軽井沢宿や沓掛宿では、猪・鹿・狼などの獣が山から飛び出してきて、パニックとなった。
7月6日:朝一度は噴火がやんだが、午後2時頃から夜10時頃にかけて激しく噴火し、牙山も大小火石が雨のように降り、火は裾野にも燃えひろがる。 江戸から銚子方面まで火山灰や火山毛が降る
7月7日:午後1時頃より4時まで降砂灰がはなはだしく、埼玉県深谷のあたりでも闇夜のようになり、提灯をもたないと行き来できないようになり、震動や雷鳴が強く、戸や障子がはずれる。
7月8日:午前8時頃より11時頃まで噴火の勢いがもっともはなはだしく、江戸でも午前10時頃から正午頃まで薄暗くなる。 この日:午前10時過ぎに非常に大きい一大鳴響とともに焼け岩熱泥の大押し出しである泥流が発生した。大噴火の後、北側の火口から「鬼押出し」溶岩が六里ヶ原に流れ出したとされるが、その流下が最後とする見方には異論もある。

横線540

Tenmeifunka38

C0083885b天明三年浅間山大焼画図

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