群馬での暮らし:おっきりこみ
「おきりこみ(おっきりこみ)」は、幅広うどんを野菜と一緒に煮込んだもの、味噌味が多い。 普通おきりこみは塩を入れずにこねることが多い。 「ほうとう」と同じだという人もいれば、同じでないと言う人もいる。
○おきりこみ:全くゆでていないうどんを煮込む。
○煮込みうどん:ゆでたうどんをさらして(湯切りして)煮込む。
○うちこみ:ゆでたうどんをそのまま(湯切りしないで)煮込む。@邑楽
○ゆであげ:ゆでたうどんを醤油につけて食べる。
※煮込んだうどんがドロドロになると「どろがし」とも言いう。
おきりこみは冬の食べ物とされ、
夏のおきりこみは犬もくわない
夏のほととうはばかがくう
など言う人もいる。 (同様に「カレーうどんは冬だけ」という地域もある)
○グンマでは「昼うどんは」ごちそうであり、かつては「ひるばてい(昼馬丁)」と呼ばれ、お盆の日に食べられていた。
○うどんは日常食であるが、ハレの食となるのが盆の昼うどんであり「ひるばてい(ひるばたい)」とよばれる。 ご祝儀ににも、赤飯とともに「縁がつながる」との意でごちそうとなる。(うどんぶるまい)
○うどんの具を「コ」と言い、「てんぷら・ゆで野菜・から揚げ・生たまご・とろろ・錦糸玉子・ごま・くるみ」などと一緒に食べることがある。(※地域によっては「うどんのミ」)
○せんぎりにした大根をまぜてたべるのが「そば・うどんのまぜあげ」、大根が多くて蕎麦が少ないと「いたかそば」・「いたかうどん」と呼ばれる。("そこにいたか"の意)
○イモノハチマキ:里芋をいっぱい入れ、麺が少なくてイモのまわりに鉢巻程度だとこう呼ばれた。
※おきりこみはうどんに比べて、小麦粉が1/3程度で作れた。
◆つく芋の際まで濡れるとろろ汁
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