群馬での暮らし:めっぱ
《グンマを話そう》
[ものもらい(麦粒腫)]のことを「めっぱ・めかご・めかいご・めかい・めもらい・めこじき」などと言います。(※アクセントは語尾が上がります「メッパ↑」)
六合村には独特な治し方があります。
○スイノー(笊の一種)を井戸に半分かけて、「井戸神さん、井戸神さん、めかごーなおしておくれ。 そーしたらすいのー みんなみせるから。」 とお願いします。 地域によっては、井戸の中を覗いたり、蓑を半分見せたり、片眼を隠したりしてお願いします。
※「籠をかぶるとめかごができる」、言い伝えもあります。
【おまじない】
○「いぼいぼ渡れ 一本橋、渡れ」→イボができたとき
○「猿沢の池の大蛇たが火にやけて いたまず しびれず びりつかず」→やけどのとき
○「へびもムカデもどーけどけ おらあかじやのめいむこだ」→蛇・百足にあったとき
「へびもムカデもどーけどけ 小柏どんのお通りだ」→蛇・百足にあったとき
○「わが行く先に不浄の虫がいたならば 山王姫に告げてとらせるぞ」→山で蜂にあったとき
○[ヤンメ ヤンメ 大安売り(紙に書いて貼る・捨てる)]→病目
【ことわざ】
○馬鹿でもまめがようがんす
○一身より外味方なし
○耳は小言の入れ物、身体は病の入れ物
○弱気につけこむ疫病神
○風薬より寝薬
○メケイをかぶるとメケイゴができる
○臼に上がると背がのびない
○カクマントウロウの断食
○豆と娘はそばにおけば手が出る
○菱餅は鏡餅の上に飾るものだ
○鼻にできもんができると叔母さんがはらむ
○後閑朝倉女のよばい、男後生楽寝て待ちる
○桐生の着倒れ、足利の食い倒れ
○越後の食い倒れ、上州の着倒れ
○橋の上から江戸を見る
○嫁にやるなら大間々およし、田なし米なし井戸探し
○空っ茶飲むのはバラしょって木登りするよりつらい。
○喧嘩と雷様はなるそばから晴れる
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