グンマの昔:十二様
○十二様
十二様は山の神であるが、片品では「さんじん:産神」と読み出産の神様としている。
※十二様は、山の守護神だけではなく、子供を守る神・お産の神としても信仰されている。
※なぜ十二かは諸説あって定かではない。 この十二様の大好物はオコゼ(ナマズやカジカなど顔が醜い魚なら良い)とされている。
○十二様
※伐ってはいけない木→トマリギ・コシカケギ・アスビキ・メドキなど十二様が宿る木とされた。
※木挽きは、夢の話をする事を嫌った。猿を嫌い「エンコウ」とよび、猿を撃つとその鉄砲は人を撃ってしまうといわれた。
※木の切り株の芯を「キッチョゲ」とよび、芯が残ると「芯が抜けた」と言い、芯はきちんと伐っておけといわれた。(芯を残すと、女神である十二様が座った時サネに突き刺さるとされた)
☆猿
江戸商家では「去る」の語呂を嫌ったので「得手(エテ)」となった。
☆山言葉(地方により大幅に異なる)
猿→キムラ・キムラサン、など(四国) 兎→ミミナガ・シガネ・タンジリ・ヤマノネギ、 馬→タカセ、 狼→ヤセ、 犬→ヘダ・セタ、
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