グンマの昔:滝窪の開姫さま
○開姫さま(瀧窪・八柱神社)
開姫さま(貝姫さま・さね石さま) 1874年、村人が赤城荒山鍋割から持ち帰り寺沢川辺に祀り、後に八柱神社に移転祭祀された。 お願生果しには旗をあげた。
※「荒山のただ石こそはイヤハーノ里に出て、里に出て開姫様にまつられる」と田植唄にもある。
大胡町は赤城山南面に位置し、古くは大児臣の居住地であり、大胡城が多くの支城を支えた。(地名の由来も大児臣といわれている) 大胡町には下記の信仰もある。
○ひいらぎ薬師・河原浜
慈覚大師巡錫の折、柊を植え釈迦如来尊像を刻んだとされる。 眼病のとき願をかける。 トロイモの種を珠玉にしてあげると、イボがとれる。
○ぼたもち薬師・金蔵院
堀越にあった薬師を金蔵院に移した、眼病の参詣者が多かった。 縁日には、「ぼたもち」をあげる。
○でっくり地蔵・河原浜町向屋敷
昔は電雷様の所にあったのを移した。 子育て地蔵として信仰され、白粉を塗り・願果しは赤い帽子やよだれかけをあげた。
○白草観音・瀧窪
「金の観音様」とよばれ、馬の守護神として広く信仰され、賑わった。(白草から金丸への道端にあった) 浅草の観音様・水沢の観音様と並んで日本三代観世音といわれた。(お堂は明治以前に消失した)
この他にも、「おらいれんさま(雷電様)」・「疱瘡神」、などある。
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