鯖と沢庵巻き
☆沢庵
京都大徳寺沢庵和尚が作ったとも、「たくわえ漬」が訛ったともいわれる。
☆沢庵漬
沢庵和尚の墓石が円く、大根の漬物の形に似ているので「沢庵漬」となった説がある。
※京坂では、糠味噌漬を浅漬と称したらしい。
☆おこうこう・香々・香の物
古くは大根の漬け物(沢庵)、香をきく(嗅ぐ)ものであった。 その後、大根以外の漬物ができ、新しい香々なので「新香」→おをつけて「おしんこ」となったらしい。
※香の物に醤油をかけて食べるのは、吉原のしきたりともいわれる。
☆糠味噌
江戸時代、糠味噌は漬物に用いるのでなく、糠味噌そのものを食用としたらしい。
※汁気が多いと「どぶ漬」・「どぼ漬」。
☆香の物
室町時代上流社会で流行ったのが「聞香」、お香をかぎつづけると嗅覚が鈍くなるので、合間に大根の塩漬けをかいで感覚を戻した。
※味噌を香とよんでいたので、味噌漬け=香の物、との説もある。
☆あさづけ・浅漬
大根・茄子・瓜などを塩麹にざっと漬けた。 京都では「なまづけ」、江戸では「西京漬」。
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