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○月世界のウサギ 釈迦は前世において森のウサギであった。 ある時、天帝のインダラがみすぼらしい老人の姿に源を変え、森のけものたちのところにやって来て・食物を求めた。 キツネやサルはなどはテキトーにその辺の物を拾ってきた。 ウサギは遅れて薪をいっぱい背負ってやって来て火を焚き始めると「わたしを食べてください」と言うと火中に身を投げた。 感激したインダラは、すぐに天へ連れ帰り月の世界に住まわせた。 この時、前足を焼いたので短くなった。
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