○弓曳童子(田中儀右衛門作)
儀右衛門の最高傑作といわれる作品。 ゼンマイを動力とし、11本の糸で操る。 矢台に置かれた矢を右手でつかみ、矢をつがえると同時に頭も自然に動く。 的をねらいつつ弓を引き絞り、放つ。 成果を見届けるかのように首を動かす。 歯車ではなく糸で操ることで、人形の微妙な動きを表現することができた。 儀右衛門は筑後園久留米に生まれ、諸国を旅して大坂で懐中燭台を発売、その後京都でエ房「機巧堂」を構えた。 明治になってから東京に移り、田中製作所を開く。 のちの東芝である。
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![Line540b 横線540](http://yamada.sailog.jp/weblog/images/2018/07/22/line540b.jpg)
○懐中燭台
折り畳み式の燭台。 4段折りのコンパクトな構造で、旅先でろうそくを立てて使った 畳むと一辺12cm。 組み立てると高さ40.5cm。
○済携帯用枕
木製の折り畳み式枕。 旅行中は小さく畳んで収納し、夜は組み立てて使った。 折り畳むと縦6cm・横21cm・高さ13cm。
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