平九の化燈籠
○平九の化燈籠
地元では「お化け灯籠」とよばれている。
※他に、「お化けと間違えた」・「武士がお化けを退治しようと刀で切りつけた」などともいわれる。
※明治六年から、白根神社が運動茶屋より移転したのに伴い、平九の灯籠も移された。
○平九塚(草津温泉)
ある昔の草津温泉に、本多平九というみすぼらしい旅の僧がやってきた。 村中の家や旅館をまわり・念仏を唱え・托鉢をし、その日その日を暮らしていた。 やがて平九も歳をとり、外へ出ることが少なくなった。 そんなある日「大往生を遂げる時がきた。生きながら土に入り・念仏を唱えながらあの世に行く」と言い残し、町入口の運動茶屋のほとりに土穴を掘り・中で鉦をたたき・念仏を唱え始めた。 七日あまり経つと鉦の音も止まった(生入定)。
里人は誰言うとなく「平九の塚を作ってやんべぇ」となり、「平九塚」を作り「平九の泣灯籠(鳴灯籠)」を立てた。(後に白根神社と共に現地に移された)
草津・白根神社
明治六年郷社となるに際し、運動茶屋より現在地に社殿新築奉還。 明治十五年拝殿増築、1957年新拝殿改築、1981年茅葺屋根から瓦葺屋根に改築。
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